阪神Vに続け！J3で現在2位のFC大阪DF舘野が初年度昇格へ「“アレ”を達成できたら」

　JFLから昇格初年度のJ3で2位につけるFC大阪は14日、17日の富山戦（富山）に備え、東大阪市内でプールトレーニングのリカバリーを行った。左SBを務め、今季ここまで全26試合中25試合に出場しているDF舘野俊祐（30）は、プロ野球セ・リーグで18年ぶりの優勝を果たした阪神の本拠地・甲子園にほど近い場所に住んでいるといい「阪神とオリックスが強くて、J1では神戸、C大阪が優勝を狙える位置にいる。目の前の相手に勝つことの積み上げで、僕たちも“アレ”を達成できたら」と、前年度までJリーグ未経験クラブとして山口、いわき以来史上3チーム目のJ3初年度J2“昇格”を見据えた。

　シーズン序盤こそ黒星が先行していたが、6月4日の長野戦（花園）に1―0で勝って以降、風向きが変わった。同戦を含めた直近15試合でわずか1敗。8勝6分けで着々と勝ち点を積み上げ、J2自動昇格圏内まで急浮上。現在も3連勝中と、乗りに乗っている。

　4位の富山とは勝ち点2差。ここでの勝敗は“アレ”に直結する。4月1日のホームゲームでは0―1で敗戦。舘野は富山県出身で、13年途中から14年まで富山に在籍していたこともあり“アレ”のため、故郷に錦を飾るために負けられない一戦になる。「富山は絶対に落とせないと思っているだろうし、ましてや向こうがホームなので、ものすごいエネルギーを使って倒しに来ると思う。僕たちも負けないように、それを上回るような熱量で勝ちを勝ち取って、大阪に帰ってきたい」と言葉に力を込めた。