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なでしこ8強敗退でも女子改革「配分金」で全選手に1300万円、優勝11年650万 日本賞金総額6億超

[ 2023年8月11日 20:45 ]

女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝トーナメント準々決勝   日本1―2スウェーデン ( 2023年8月11日    イーデン・パーク )

<日本・スウェーデン>試合前の記念撮影に臨む、なでしこジャパンイレブン(AP)
Photo By AP

 なでしこジャパンが散った。サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は11日、準々決勝が行われ、2011年ドイツ大会以来の優勝を狙う日本代表はスウェーデン(FIFAランク3位)と対戦。決勝トーナメント1回戦で米国を倒した強豪スウェーデンに1―2で敗れ、快進撃を続けてきた大会5戦目の初黒星で無念の終戦となった。

 目標としていた2011年以来の世界一には届かなかったが、女子選手の待遇の改善を掲げる国際サッカー連盟(FIFA)の意向で今大会から賞金総額が大幅に増額され、選手への「配分金」も初めて定められた。8強入りしたなでしこジャパンの全23選手は、1人あたり9万ドル(約1300万円)の配分金を受け取る。

 前回大会まで選手への配分金はなく、日本協会の報奨金として優勝した11年大会は650万円、準優勝の15年大会は約400万円が全選手に支払われていた。

 今回から適用された配分金は、1次リーグ敗退が3万ドル、16強が6万ドル、8強が9万ドル、4位が16万5000ドル、3位が18万ドル、準優勝が19万5000ドル、優勝が27万ドル。協会分の218万ドルと合わせ、日本の賞金総額は425万ドル(約6億1600万円)となる。

 6月8日にFIFAは女子W杯で賞金の一部を選手に配分すると発表。インファンティノ会長は「世界的に女子プロ選手の年俸は約1万4000ドルなので、この新たな分配方式は選手たちの生活やキャリアに大きな影響を与えるだろう」とコメントしていた。

 ◆今大会のなでしこジャパン成績
 ▽1次リーグC組
第1節 日本5―0ザンビア
第2節 日本2―0コスタリカ
第3節 日本4―0スペイン
 ▽決勝トーナメント
1回戦 日本3―1ノルウェー
準々決勝 日本1―2スウェーデン

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