×

ポステコグルー監督「あの愛情は決して忘れない」 Jリーグは今でも大好き「マリノスの試合は全て見てる」

[ 2023年7月3日 18:11 ]

セルティックをリーグ連覇を含め国内3冠に導いたポステコグルー監督(ロイター)

 スコットランド1部でセルティックを国内3冠に導いたアンジェ・ポステコグルー監督(57)が1日深夜放送のテレビ東京「FOOT×BRAIN」(土曜深夜0・25)に出演。「私がコーチングした選手がまだ多く残っているので嬉しい」と現在でも“古巣横浜”の試合をチェックしていると明かした。

 番組ではMCの俳優・勝村政信がスコットランドへと渡り、セルティック“全面協力”のもと5月末に現地取材した様子を公開。クラブの練習場でポステコグルー監督に独占インタビューを行った。

 ポステコグルー監督は、オーストラリア代表を率いた15年のアジア杯で優勝。18年に横浜の指揮官に就任し、志向する攻撃サッカーが浸透した翌19年にはJ1制覇を果たした。21年からはセルティックを率い、日本代表FW古橋亨梧、同MF旗手怜央ら多くの日本人選手を獲得。手腕を発揮し、今季もリーグ連覇を含む3冠を達成。新シーズンからは“世界最高峰”イングランド・プレミアリーグのトットナムを率いることが決まった(※取材時の5月25日時点では未発表)。

 インタビューではJリーグについて「非常に質が高くテクニックの優れたプレーヤーがたくさんいます。欧州の多くのリーグに匹敵するクオリティで一歩一歩着実に進化してます」と高評価。セルティック監督就任後、多くの日本人選手を獲得した理由についても「当時はヨーロッパの多くのチームがJリーグに注目していなかっただけでなく、私には(横浜で)監督をしていたという利点もありました。古橋亨梧、前田大然、旗手怜央を間近で見てきて素晴らしいサッカー選手であり、とても良いキャラクターであることも分かってました。彼らを連れてくれば有利になりインパクトを与えられる。素晴らしい成功をするという自信がありました。だからこそ私は何よりも日本人選手の獲得を望んだのです」と明かした。

 勝村から「監督はJリーグをチェックしてますか?」と聞かれると、ポステコグルー監督は「もちろん。マリノスもフォローしてます。今でも彼らの試合を見るのが大好きで全て見てます。私がコーチングした選手がまだ多く残っているので嬉しいですよ。彼らが成長するのをずっと見ていましたからね。最初の年はあまり試合に勝てませんでしたが横浜サポーターの私に対する愛情も素晴らしかった。私は決して忘れません。彼らに恩返し(19年J1優勝)ができて本当に良かったです」と懐かしそうに話した。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2023年7月3日のニュース