J1福岡　ホームで神戸に敗れリーグ戦4連敗　MF井手口「良い流れの時に決めきれるチームづくりを…」

明治安田生命J1第18節   福岡0―3神戸 （ 2023年6月25日    ベスト電器 ）

ホームで喫した4連敗に厳しい表情でサポーターにあいさつする福岡の選手たち
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　大雨が降りしきるホームで上位・神戸に0―3の完敗を喫した。リーグ戦後半戦初戦は黒星スタートとなり、チームはリーグ戦4連敗。順位も12位に後退し、クラブJ1通算100勝にあと1勝まで迫ってから7戦未勝利と苦境に陥っている。

　立ち上がりは福岡ペース。前半は主導権を握りゴールに何度も迫った。ただ、前半22分、1つのミスから相手エース・大迫に決められ先制点を献上。1点を追う展開となった。MF井手口陽介（26）の5本のミドルシュートなど試合を通して相手の5本を大きく上回る13本のシュートを打ちながらもネットを揺らせず、逆に後半15分、42分には武藤に2ゴールを決められさらに突き放された。

　チャンスを確実に仕留める決定力の差が浮き彫りになった結果に長谷部茂利監督（52）は「相手を困らせるようないい場面は何度か作れたが得点はできず失点をしてしまった。そこが差。ペナルティエリアの中でのプレーは大事。そこで相当上回られた」と課題を指摘。ゴールを狙い続け中盤で存在感をみせた井手口も「良い流れの時に決めきれるチーム作りをしていかないと負ける試合が増える」と危機感を口にした。
　右サイドから攻撃のスイッチを入れ続けたMF紺野和也（25）は「内容は前半悪くなかった。こっちのペースだった。その中でミスから失点してしまいチーム全体の責任。そこから巻き返すことができなかったのも相手と力の差があった」と悔しさを露わに。「いいところに動いてくれたら合わせられる」と連携面の改善を掲げ「1つ勝てば変わる」と次戦30日のアウェーC大阪戦での勝利を誓った。