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福岡DF小田逸稀 移籍後初ゴールに「他の人にはできないシュート」19日ルヴァン杯は古巣・鹿島戦

[ 2023年4月16日 22:49 ]

小田逸稀
Photo By スポニチ

 加入後初得点を決めたJ1福岡のDF小田逸稀(24)が16日、次戦ルヴァン杯ホーム鹿島戦(19日、ベスト電器スタジアム))へ気持ちを新たにした。

 15日のリーグ戦アウェー新潟戦で移籍後初ゴール。前半32分、コーナーキックのチャンスで中村の放ったクロスに自身の持ち味である打点の高い豪快なヘディングで合わせた。

 「試合で鍵になるのはセットプレーで点を獲ることだと思っていた。すごくいいボールが来たのでやっと決められてうれしかった」

 持ち味の驚異的な跳躍力と強さ、駆け引きのうまさもみせたゴールはネットでも大反響。特長があふれる本領発揮の一撃に胸を張った。

 「自分では普通だったんですけど、みんなからすごかったねって言ってもらえて。攻守でチームに貢献したいですし、たくさんの人に祝ってもらえて幸せな気持ち。他の人にはできないシュートじゃないかなと思います」

 リードを2点に広げる初ゴールを決めた試合は1点リードで迎えた後半アディショナルタイムに2得点を許し、2―3でまさかの逆転負けを喫する結果に。ベンチで敗戦を見届け呆然と頭を抱えた。
 「相手のスタジアムの雰囲気も独特で勢いもあって後半は苦しい展開が続いて勝ちきれなかった。今まで福岡も逆転勝ちが多かったので、こんな気持ちなんだとすごく悔しかった」

 それでも「早く切り替えることが大事。勝ち点3を失ったので、この負けで勝ち点9くらい持ってくるくらい成長しないといけない」。敗戦を糧にさらに力をつけることを誓い、仕切り直しで臨む次戦へ目を向けた。そのカップ戦の相手は1月まで所属した鹿島。思い入れのある古巣は現在リーグ戦4連敗中で15位に低迷しサポーターも紛糾する危機的状況にある。

 「(鹿島の選手たちも)すごく責任を感じていると思います」と胸を痛め「僕も長く鹿島に在籍して勝負に対する強いこだわりや、勝てていない状況、大敗したときの責任の重さや大きさは分かっている」。名門クラブが背負う使命を思いやった。

 勝利を渇望する古巣との一戦。「気合いの入り方も違うと思うので受け身にならず、前節は負けたのでしっかり勝ちたい」と意気込んだ。

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2023年4月16日のニュース