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20歳のボランチ藤田が韓国戦に向け決意「相手のカウンターの起点をつぶす」サッカーE―1選手権

[ 2022年7月26日 12:37 ]

藤田譲瑠チマ
Photo By スポニチ

 サッカーの東アジアE―1選手権に参戦している日本代表は27日の最終戦で韓国代表と対戦する。優勝には勝利が必要な一戦を翌日に控えた26日、初招集のMF藤田譲瑠チマ(20=横浜)がオンライン取材に応じ意気込みを語った。

 6―0と大勝した初戦香港戦ではボランチでフル出場。高い技術を生かし攻守に貢献した。しかしスコアレスドローだった中国戦は出番がなかった。藤田は「中国戦は出たかったけど、出られなかった。最後の韓国戦で勝つだけなので、自分自身いいパフォーマンスを出せるように準備してきた」と話した。

 中国戦では、自陣に引いてブロックをつくり守りを固める相手を崩し切れなかった。ベンチで見ていた藤田は「ボランチの立ち位置が低いのではないかと(横浜のチームメート)岩田選手と話していた。自分や岩田選手が入ったら、ボランチをもう1列前にして、前に人数を掛けるようなフォーメーションにできたのかなと思った」との分析を披露した。

 U―21日本代表として出場した6月のU―23アジア杯でも韓国と対戦したが、その時は3―0で快勝した。A代表ではまた違った戦いが予想される中「ウズベキスタンでやった時の韓国は個人個人の能力が高くスピードのある選手が多かった。相手がどういうプレーをするか見ていないが、そういう選手がいれば自分がボランチのところで相手のカウンターの起点をつぶせたらいい」とイメージを思い描いている。

 アジアのライバル韓国との対戦は、これまで何度も名勝負を演じてきており注目度が高い。選手にとっても重圧のかかるカードだが、20歳の若武者に気負いはない。「アジアの中でも違いがある特別な試合の1つだと思うけど、自分はいつも通り、目の前の試合に集中して戦えればいい」と平常心で臨む構えだ。

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2022年7月26日のニュース