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京都・チョウ監督が古巣との「初対決」に言及「どんな気持ちになるか分からない」 12日に敵地・湘南戦

[ 2022年3月8日 17:16 ]

湘南戦へ向けて練習を再開した京都のチョウ貴裁監督(右)  
Photo By スポニチ

 京都のチョウ貴裁監督(53)が8日、12日に初めて戦う古巣・湘南戦(レモンS)への思いを口にした。

 「自分が相手チームの監督として、あのスタジアムにいくことは想像できなかった。どんな気持ちになるか分からない」と素直に吐露し「入る時のロッカールームを間違えないようにしないと」とホームとアウェーの違いに言及したジョーク。その上で「良い思い出もあるし、うまくいかなかったこともある。ただ、対戦相手の一つとして自分たちを見せる試合だとも思っている。思い入れが深いからモチベーションがあがる云々はない。お世話になったチームだけど、京都が良い試合をして勝てるようにしたい。そこに一寸のブレもない」とキッパリ。今季ここまでの公式戦5試合と同じ気持ちで臨む決意を滲ませた。

 チョウ貴裁監督は05年から湘南のアカデミーを指導し、12年にトップチーム監督に就任。18年ルヴァン杯優勝に導き、19年夏にパワハラが発覚してチームを去った。そして20年の流経大コーチを経て21年に京都指揮官に就任。12年ぶりのJ1昇格に導いた。「京都も頑張って、今は試行錯誤しながらだけど前向きにやっていると感じてくれれば嬉しい。躍動感あるサッカーを見せることができれば、湘南さんのサポーターだけではなく、日本サッカー界にとっても、僕にとっても凄く嬉しいこと」。言葉では語り尽くせない深い気持ちを、ピッチで表現する。

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2022年3月8日のニュース