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名古屋 FW相馬「試合できる幸せ」感謝の決勝ゴール 

[ 2020年3月22日 05:30 ]

練習試合   名古屋3―1岐阜 ( 2020年3月21日    パロ瑞穂 )

<名古屋・岐阜>攻め込む名古屋・相馬(左)
Photo By 共同

 再開への第一歩だ。名古屋が21日、パロマ瑞穂スタジアムでJ3岐阜と無観客の練習試合を実施。報道陣限定で公開され、サポーターには動画配信された一戦で、U―23日本代表のFW相馬勇紀(23)が決勝ゴールを決めた。

 拍手や歓声はなくても、ボールを蹴る音は活力になる。新型コロナウイルスの影響による中断後、クラブにとって初の対外試合。「こうやってスタジアムで試合できるだけで幸せ。インターネットを通じて、サポーターの人にプレーを観てもらえるのも幸せです」

 相馬は感謝の思いをピッチでも体現した。後半から登場し、1―1の13分に右足弾。「これを続けていかないといけない」。控えめな決意表明に喜びがにじんだ。

 報道陣はマスク着用、取材時は選手と3メートルの間隔を空けることを義務づけられる現状。東京五輪代表の有力候補は、ビッグイベント開催の可否がかまびすしい今が悩ましい。「(五輪は)やりたいけど、僕がどうこう言える立場じゃない。どうなるのかな」。ピッチに立つ自分を信じて、研さんの日々は続く。

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