大阪ダービーの冠に「CRTM」 C大阪の新たな挑戦

[ 2019年9月25日 11:00 ]

大阪ダービーに向け、U-23チームも含めて全員で調整するC大阪の選手たち
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 ラグビーW杯が始まり、日本代表は28日に1次リーグ第2戦のアイルランド戦を迎える。国民の関心が楕円球に注がれる中でも、大阪だけは少し違うはずだ。同日の午後2時からヤンマースタジアム長居で行われるのが、サッカーJ1のC大阪―G大阪戦。「強い方の大阪」を懸けたダービーマッチは、リーグ戦では今回が38回目となる。

 C大阪から見て、通算成績は9勝5分け23敗。大きく負け越しているC大阪ながら、今回はピッチ外で新たな「挑戦」に打って出た。

 それが、大阪ダービーの「冠」となるスポンサーを募ったこと。『〇〇サポーティングマッチ』の「〇〇」に入るのが冠企業で、注目度の高さもあり、これまでは無条件でトップパートナーを担うヤンマーや日本ハムが冠になることがほとんどだった。

 「オーナー企業に支えられていることは本当にありがたいことなんですけど、いつまでも頼っていたら、クラブとして自立することができない。森島寛晃社長を始め、上司の判断もあり“みんなでダービーを売ろう”となりました。挑戦ですよね」

 そう語るのは、事業部営業グループの片倉庄一さん。話が持ち上がって動き出したのが、今年の2月だった。

 関西のサッカー好きなら、大阪ダービーの熱さは誰もが理解している。サポーターの関心も高く、実際に片倉さんも「早く売れると思っていた」という。ただ、そうはいってもお金が絡んだ話。冠になるためには多額のコストが必要で、それに見合う対価を相手は求める。数社に話を持ちかけ、最終的に契約締結に至ったのは、タイムリミット目前の7月末。大阪に拠点を置き、CRM事業などを手がける「CRTM」社との“タッグ”が決まった。

 商談を進めていく上でひとつの懸案となったのが「大阪ダービーの数値化」。スポンサーになることによって生まれる利益や宣伝効果を具体的に示すことは難題だった。新たな課題に対処するため、今後、専門業者にも依頼しながら利益を徹底的に分析するという。

 ダービーの価値。個人的にもその額は分からないものの、現役時代から強く意識してきた森島社長は「ガンバには負けられない」と対抗心を燃やす。普段と熱量の違う戦いを今回も期待したい。

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2019年9月25日のニュース