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森保J、1次リーグ突破!また板倉の決勝弾で2戦連続1−0

[ 2018年1月14日 05:30 ]

U―23アジア選手権1次リーグB組   日本1-0タイ ( 2018年1月13日    中国・江陰 )

決勝ゴールを決め、田川(9)とタッチする板倉(右)
Photo By 共同

 U―21日本代表は13日、1次リーグB組の第2戦でタイに1―0で勝利。自陣で堅いブロックを敷くタイを攻略できない時間が続いたが、試合終了間際の後半45分に板倉滉(20=仙台)が初戦のパレスチナ戦に続く2試合連続ゴールを決め、8強入りを決めた。日本は16日に1位突破を懸けて北朝鮮と対戦する。

 待望の瞬間は、試合終了直前に訪れた。後半45分。決めたのはまた、板倉だ。MF井上の右クロスをFW田川が頭で落とし、最後に右足で押し込んだ。「小学校以来」という2戦連続ゴールは、日本を決勝トーナメント進出に導く一撃。「びっくり」と笑顔を見せた一方で「もっと点差を付けて勝たないといけない相手だった」と反省も忘れなかった。

 1メートル86の板倉を中心に高さで上回る日本は主導権を握ったが、自陣で堅いブロックを敷くタイに苦戦した。前半より攻勢を強めた後半は、43分の旗手の右足シュートが右ポストを直撃。森保監督は「なかなか崩れない中でも、ボールを保持しながらトライし続けたことによってゴールが生まれた」と目を細めた。

 想定外の布陣だった。初戦を4バックで戦っていたタイは、日本に合わせて布陣を3―4―3に変更してきた。日本の選手に情報が入ったのはスタジアム到着後だったというが、「相手は中途半端なポジションを取っていたので、コートの中でも声を掛けながら注意してやってた」と板倉。落ち着いた対応力を発揮した。

 1次リーグ最終戦は、12月のM―150杯(タイ)で4―0と快勝した北朝鮮代表と戦う。「優勝しか目指していない。毎試合毎試合出る課題を克服しながらクオリティーを上げていきたい」と板倉。1位突破へ、1次リーグも最後まで集中を切らさない。

 ▼日本協会西野技術委員長 ボールもゲームもコントロールしながら、得点ができない中でも最後まで繰り返しやったことで(勝利が)かなった。局面の強さやコンビネーションはまだ不十分だが、1戦目よりも2戦目、いいチャレンジをしながらやれた。

 ▼U―23タイ代表ヤンコビッチ監督 高い質の試合だった。チャンスは少なく、多くのことはできなかったが、選手の動きには満足している。パレスチナ戦では勝ち点を取りたい。

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