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香川、完全復活アシスト 左肩脱臼大丈夫!今季初先発で結果

[ 2017年9月15日 05:30 ]

欧州CL1次リーグH組・第1節   ドルトムント1―3トットナム ( 2017年9月13日 )

<ドルトムント・トットナム>前半、ボールを追う香川(左)
Photo By 共同

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第1節が、13日に8試合が行われ、ドルトムントの日本代表MF香川真司(28)がアウェー・トットナム戦で今季公式戦初の先発出場を果たした。トップ下に入り、0―1の前半11分にアシストを記録。1―3で敗れたが左肩脱臼からの完全復活を印象づけた。欧州CL出場数を28に伸ばし、日本人最多出場記録を持つ内田篤人(29=2部ウニオン・ベルリン)の29にあと1と迫った。

 鮮やかなステップで相手を翻弄(ほんろう)した。開始早々に先制を許して迎えた0―1の前半11分、香川はペナルティーエリア内右でパスを受けると、前方にボールを持ち出すフェイントを入れてから素早く後方にリターンパス。新加入のFWヤルモレンコのゴールをアシストし「狙い通りだった。あそこにボールが入ればチャンスになると思っていた」と振り返った。

 6月7日のシリア戦で左肩を脱臼した影響で出遅れた。今季公式戦6戦目で初先発。4―2―3―1のトップ下に入り、前半30、34分にスルーパスを狙うなど積極的に攻撃に絡んだ。「どこまでやれるか、やってみないと分からなかった」という状態で、後半21分までプレー。試合は1―3で敗れたが、一夜明けた英紙デーリー・メールから6・5(10点満点)と採点されるなど上々のプレーを見せた。今季欧州CLに出場する日本人は香川だけ。通算出場試合数は28となり、内田の持つ日本人最多29試合まであと1に迫った。

 6大会連続のW杯出場を決めた8月31日のオーストラリア戦は故障明けだった影響もあり出番なし。浅野、原口ら若手の台頭もあり、本田、岡崎らとともに日本代表での出場機会は減っているが「練習、試合を重ねていけば、必ずやれる自信がある。これからもっともっと見せていく必要がある」と前を向いた。来年6月14日に開幕するW杯ロシア大会に向けた重要なシーズン。世代交代の波にのまれるには、まだ早い。

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2017年9月15日のニュース