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G大阪FW長沢2発!視察ハリル監督の前で初代表入り猛アピール

[ 2017年3月6日 05:30 ]

明治安田生命J1第2節   G大阪3―1柏 ( 2017年3月5日    柏 )

<G大阪・柏>前半7分、ヘディングでゴールを決め喜ぶ長沢(左)
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 2試合があり、G大阪はアウェーで柏を3―1で下し、今季リーグ戦初勝利を挙げた。前半7分と後半16分にFW長沢駿(28)が2得点。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)が視察した一戦で猛アピールに成功し、3月末の18年W杯ロシア大会アジア最終戦予選(UAE戦、タイ戦)で初招集される可能性も出てきた。川崎Fはホームで鳥栖と引き分けた。

 前日4日の浦和―C大阪戦には不満を隠さなかったハリルホジッチ監督も笑顔が絶えなかった。「ゴールを取ったし、クロスに対してパワーがある。面白い選手だ」。2得点を奪った長沢について、好印象を口にした。

 まずは前半7分だ。DF藤春のクロスに飛び込んで先制点。同点に追いつかれた後半16分にはMF初瀬のクロスを左足で合わせて決勝点を叩き込んだ。長沢は「どちらも相手DFと駆け引きして奪えた得点」と胸を張り、代表指揮官の高い評価には「そういうのを見てくれているのは嬉しいですね」と、はにかんだ。

 代表招集歴こそないものの、ハリルホジッチ監督が長い期間をかけて追跡している選手の1人だ。昨年9月にアジア最終予選の予備登録メンバーに選出。10月のオーストラリア戦ではFW本田(ACミラン)を1トップで起用するなど最前線でターゲットになれる選手は日本では少ない。今季公式戦5試合で早くも4得点。長谷川監督が「長沢は責任感を持ってプレーしてくれている」と成長に目を細めるように、1メートル92の高さとハードワークは大きな武器となる可能性を秘めている。

 チームとしても11年6月22日以降、5試合勝ててなかった“鬼門”を突破(通算1分け4敗)した。ホームで1―4と惨敗したACL済州戦(1日)の悪夢も払拭(ふっしょく)。長沢は「球際の部分とか、チーム全体として戦えていた。きょうのような試合ができれば勝っていけると思う」と力をこめる。代表発表は16日。11日にはリーグ開幕2連勝と好調なFC東京戦が待ち構えているものの、そこでも結果を残し、今度こそハリルホジッチ監督のハートを射止める。

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