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浦和ペトロ監督 “爆買い”広州恒大に強烈皮肉

[ 2016年3月15日 22:00 ]

ACLアウェー広州恒大戦の前日会見に臨む(左から)柏木、ペトロヴィッチ監督

 16日にACLアウェー広州恒大(中国)戦に挑む浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督(58)が、前日会見で“爆買い”クラブへの強烈皮肉を展開した。

 浦和は13年にも同じ場所でACLを戦っているだけに、地元メディアから「3年前と広州恒大はどう変わったか」という趣旨の質問が飛ぶと、指揮官は「当時より投資をしていて、良い選手を獲得している。強いチームだと思っているし、その対価からしたら強いチームでないといけない」と相手クラブの印象を話した。

 昨季ACL王者の広州恒大は今オフにコロンビア代表FWジャクソン・マルティネス(29)を4200万ユーロ(約55億円)の大金を払って補強。だが、なかなかチームにフィットできない低調なパフォーマンスが批判の的になっている。「マルティネス選手の移籍金は(浦和の)年間予算(約58億円)と同じ。浦和の選手、スタッフ全てをまかなえる予算だ」と話した指揮官は「投資に見合った結果が常に得られないのがサッカーだ」と皮肉った。

 H組2位の浦和だけでなく、勝ち点1で同組最下位に沈む広州恒大にとっても正念場となる一戦。強気の発言で自らにプレッシャーを掛けた指揮官は「正々堂々と戦う」と会見を締めくくった。同席した日本代表MF柏木陽介(28)も「チームの成熟度が高まっている。勝ちにいきたいと思う」と意気込んでいた。

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2016年3月15日のニュース