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Jリーグ 昨季まで名古屋育成部門の責任者、松永氏を招へいへ

[ 2016年1月7日 05:30 ]

昨季まで名古屋の育成部門の責任者を務めた松永英機氏

 Jリーグが、昨季まで名古屋の育成部門の責任者を務めた松永英機氏(52)を招へいすることが6日、分かった。村井チェアマン、中西常務理事ら現体制に選手出身者が少ないことから現場経験豊富な人材の雇用に動いた。関係者の話を総合すると09~13年に技術委員長を務めた上野山氏(現G大阪アカデミー強化本部担当顧問)のようなポストを用意することが検討されている。

 松永氏は現役時代にG大阪の前身である松下電器でプレー。引退後はV川崎(現東京V)、J2甲府、神戸、J2岐阜などで監督を歴任した。96年には日本協会の強化委員を務め、アトランタ五輪でスカウティング担当としてブラジルを破る“マイアミの奇跡”に貢献。清水強化担当、名古屋統括部テクニカルダイレクターなどフロントの経験も豊富だ。

 Jリーグは15年シーズンに11年ぶりに2ステージ制を導入して、公式戦の年間総入場者数が初めて1000万人超を記録。マーケティング面で一定の成果を残す中、さらなるステップアップには競技面の意見を重視することが不可欠で、松永氏に懸かる期待は大きい。

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2016年1月7日のニュース