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啓太 有終Vへ!過去に苦杯“CS心得”説く「試合の入り大事」

[ 2015年11月25日 05:55 ]

ファンサービスデーで代表時代の背番「55」にサインする浦和MF鈴木

 今季限りでの引退を決めた浦和のMF鈴木が、28日のG大阪とのチャンピオンシップ(CS)準決勝に向け、心得を説いた。第2ステージを制した04年、平川とともに横浜とのCSを経験。2戦合計で1―1と引き分け、延長、そしてPK戦の末に敗れた苦い記憶がある。2戦ともフル出場した鈴木は「いろんな思いを一度、なしにして、目の前の試合に集中して、自分たちの力に変えることが必要」と訴えた。

 今回は一発勝負の準決勝を経て広島とホーム&アウェーの決勝を行う。当時と方式こそ違うが、プレーオフの醸し出す独特の緊張感は同じ。「(04年は)堅いゲーム展開になって、1戦目は自分たちのサッカーができなかった」と分析。その上で「試合の入りが大事。堅くなるところをアグレッシブに戦う。(5点取った)最終戦の勢いを出せれば」と序盤に主導権を握る重要性を語った。

 CSを制すれば、クラブW杯、天皇杯も含めて今季は最大10試合残る。「そんなに試合数があるなら(引退)発表が早すぎましたね」と苦笑したベテランは「とにかくチームが勝つこと。一試合一試合を全力で戦う」と力を込めた。

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2015年11月25日のニュース