南野に負けん！Ｕ２２室屋　鳥栖戦完封で生き残りアピールだ

Ｕ―２２日本代表候補合宿でミニゲームをこなす室屋

　佐賀合宿中のＵ―２２日本代表候補は２８日、２９日の練習試合・鳥栖戦に向けて調整した。大学生でただ一人選出されたＤＦ室屋成（２１＝明大）は小学生時代のチームメート、日本代表ＦＷ南野拓実（２０＝ザルツブルク）に負けじとメンバー生き残りを目指す。

　かつて大阪のゼッセル熊取ＦＣで一緒にボールを追った盟友は１３日のイラン戦でＡ代表デビューしクラブでも今季公式戦１０得点。そんな南野の活躍に室屋は「いつも刺激」を受けている。大学Ｎｏ・１サイドバックの２１歳は、特別指定選手としてＦＣ東京の練習でもまれ、自信十分だ。

　積極的なオーバーラップが持ち味だが、手倉森ジャパンでは定位置を確保できていない。「まずは守備で無失点に抑え、自分の特長の攻撃をアピールしたい」。友とリオで一緒にピッチに立つためにも鳥栖戦でインパクトを残す。

　◆室屋　成（むろや・せい）１９９４年（平６）４月５日生まれ、大阪府出身の２１歳。青森山田―明大。１１年Ｕ―１７Ｗ杯メキシコ大会では左サイドバックで４試合に出場して８強に貢献。今年４月、ＦＣ東京の特別指定選手に登録。１メートル７４、６５キロ。利き足は右。