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清水 悔しい通算300敗…田坂監督に初勝利届けられず

[ 2015年8月23日 05:30 ]

<G大阪・清水>敗戦に肩を落とす清水イレブン

J1第2S第8節 清水0―1G大阪

(8月22日 万博)
 清水は敵地でG大阪に0―1で敗戦。またしても田坂監督に初勝利を届けられず、リーグ通算300敗(363勝110分け)を喫した。

 軽率な失点だった。前半31分、相手FW宇佐美がFWパトリックにスルーパス。マークしていたDFヨンアピンがオフサイドトラップを狙い、前に出るも失敗。GK杉山力もあっさりとかわされ、先制弾を被弾。これで5戦連続で先制弾を許す苦しい展開となった。

 田坂体制3戦目。初勝利に向けて指揮官が求めたのは一体感だった。7月29日の横浜戦ではFW大前が勝ち越し弾を決めるも、祝福する選手が少なかった。そこで「一体感を出そう」(田坂監督)と選手に伝えた。すると、今月12日の湘南戦では大前が同点弾を決めた際はイレブンが大きな歓喜の輪をつくった。「一体感が出ていた。(選手には)残り試合もやるぞと話した」と満足そうだった。

 だが、最後まで歓喜の瞬間は訪れなかった。後半29分にはFWウタカを投入し、FW鄭大世と2トップを形成。シュート数は13―9と上回ったものの、3冠王者の壁は厚かった。降格圏脱出を逃し、順位は17位のまま。降格が一歩近づく敗戦となった。

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2015年8月23日のニュース