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FIFA会長選 焦点は立候補者に 最有力はプラティニ氏

[ 2015年7月21日 10:27 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)の会長選挙が行われる臨時総会の日程が来年2月26日に決まり、焦点は誰が立候補するかに移った。1998年から君臨してきたブラッター会長の後継者と呼べる候補はいない。汚職疑惑に対する厳しい視線の中、新会長には巨大組織の改革と運営を同時に進めることのできる手腕が求められる。

 最有力は5月の会長選でヨルダンのアリ王子を支援し、「反ブラッター」の方針を明確に示した欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長だろう。2022年ワールドカップ(W杯)招致でカタールを支持したことをめぐる疑惑はくすぶるが、出馬表明すれば多くの支持を集めることが濃厚。プラティニ氏の動向を中心に、選挙戦が進みそうだ。

 アジア・オリンピック評議会(OCA)会長でもあるクウェート王族のアハマド理事も有力候補だが、アジア・サッカー連盟(AFC)の関係者は、今回の出馬には慎重だとの見方をする。

 それ以外では立候補を表明した元日本代表監督のジーコ氏、リベリア協会のビリティ会長を含め、組織運営の実力が未知数。プラティニ氏という大本命がいる状況では、他の候補者が出馬に必要なFIFA加盟5協会の推薦を集めるのも容易ではなさそうだ。(共同)

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2015年7月21日のニュース