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柴崎どんピシャFKアシスト!代表のプレースキッカーは俺だ

[ 2015年4月17日 05:30 ]

<柏・鹿島>前半46分、FKを植田の頭に合わせた鹿島・柴崎

J1第1S第6節 鹿島3―1柏

(4月16日 柏)
 柴崎がハリルジャパンのキッカーをアピールした。柏とアウェーで対戦した鹿島は、日本代表MF柴崎岳(22)が前半ロスタイムにFKから、U―22日本代表DF植田直通(20)の先制ゴールをアシスト。セットプレーのキッカーを選び直す意向を示している日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(62)が視察に訪れる中、鹿島の3―1の勝利に貢献した。第6節の残り8試合は18日に行われる。

 相手GK菅野が飛び出しかけて、慌てて後ろに下がった。柴崎のカーブをかけた右足のFKはDFとGKの間の絶妙な位置へと飛んでいく。ファーサイドでDFに競り勝った植田が頭で合わせてゴールネットを揺らした。0―0の前半ロスタイム。日本代表MFがその精度の高い右足で先制点をアシストした。「ちょっと高かったですけど、植田の身体能力が集約された得点」。ゴールを見届けると後輩と抱き合い、称えた。

 驚異的なペースで得点に絡んでいる。日本代表として出場した3月31日のウズベキスタン戦では1得点を記録。4月に入りチームでの公式戦は4試合で1得点4アシスト。セットプレーでは3アシスト目を記録した。「2本に1本ぐらいはいいボールが蹴れている。どんどん確率を高めていきたい」と、手応えも感じている。

 ハリルホジッチ監督は日本代表のセットプレーについて「練習の必要がある。ここ数年の統計を取ったが、ほとんど入っていない」と弱点に挙げており、キッカーの再考を示唆。その指揮官が見つめる前で、正確無比なキックを見せた。7日のACL広州恒大戦でもハリルホジッチ監督の前でセットプレーからアシストしており、十分なアピールとなった。

 後半早々に一度は追いつかれ、その後は柏の反撃に防戦に回りながら、一瞬の隙を突いたカイオや、中村の得点で終わってみれば快勝。今季は開幕から3連敗したが、その後、4試合負けなし(2勝2分け)とし、暫定ながら7位に浮上した。「前回の(代表)合宿から思うところはある。変えていけない部分もあるけど、まずはチームのためにというのが一番」。常勝・鹿島のあるべき姿を取り戻すためにプレーすることで、代表にもつなげていく。

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