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敵将の戦術と弱点熟知!ポルト鬼プレスでバイエルン撃破

[ 2015年4月17日 05:30 ]

サポーターの声援に応えるポルトのクアレスマ

 欧州CL準々決勝第1戦は15日に2試合が行われ、過去2度の優勝経験を持つポルト(ポルトガル)が優勝候補のバイエルン・ミュンヘンにホームで3―1と先勝した。高い位置でプレスをかけてボールを奪い、開始10分で2点を挙げて試合を優位に進めた。バルセロナは1次リーグで1勝1敗だったパリSGに敵地で3―1と完勝した。両カードの第2戦は21日に行われる。

 バイエルンMを倒すお手本のようなゲームだった。開始早々、自陣からビルドアップを試みたMFシャビ・アロンソに、ポルトのコロンビア代表FWマルティネスが襲いかかってボール奪取。1対1となったGKノイアーに倒され、獲得したPKをポルトガル代表FWクアレスマが決めて先制した。前半10分にもクアレスマが敵陣で激しくプレスをかけて横パスを奪い、楽々と2点目。太腿のケガから6週間ぶりに復帰したマルティネスは「この結果は驚き」と目を丸くし、先発起用に応えたクアレスマは「狙い通り」とうなずいた。

 元スペイン代表GKのロペテギ監督は敵将グアルディオラ監督とバルセロナ時代の同僚。親友が志向するポゼッションサッカーの弱点を熟知していた。指揮官は「敵地での第2戦は厳しくなる」と話したが、今大会は9戦無敗。11季ぶりの優勝も期待できそうだ。

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2015年4月17日のニュース