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永井 意地の1発も…持ち味スピードは生かせず完敗

[ 2015年4月4日 05:30 ]

<G大阪・名古屋>前半、パスを出す永井(左)。チームは完敗も一矢を報いた

J1第4節 名古屋1―3G大阪

(4月3日 万博)
 ハリルジャパン流の戦う姿勢だけは最後まで失わなかった。名古屋の日本代表FW永井は一矢報いる1得点。「ごっつぁんゴールですね」と苦笑いだったが、0―2の後半18分、ゴール前の混戦から右足で流し込んで今季初得点を記録した。

 持ち味が発揮されたわけではない。後半31分に右足で強烈なシュートを放ち、宇佐美に次ぐ3本のシュートを数えたが、スピードを生かしたシーンはほぼ皆無。「自分とズミ(小川)くんのボールタッチが少なかった」と攻撃で苦しんだ。その分「結構ゴリゴリいきましたよ」と話したように、遠藤をはじき飛ばすなどハリルホジッチ監督の求める球際での執念は見せた。何より、代表入りを射止めた3月18日のナビスコ杯・川崎F戦に続き、代表指揮官の視察した試合では2戦連発。同27日の親善試合チュニジア戦は先発出場も無得点だったが、この日は得点力のアピールはできた。

 「代表監督の視察?気にしていない。今はチームの勝利が大事」。今季未勝利のチームでハリル流を前面に出し続け、次節の広島戦で初勝利につなげる。

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2015年4月4日のニュース