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けが人続出の名古屋 5連敗 西野監督「ディフェンシブにならざるを得なかった」

[ 2014年4月26日 17:58 ]

鳥栖に敗れて5連敗となり、ぼうぜんとする永井(18)ら名古屋イレブン

J1第9節 名古屋2―3鳥栖

(4月26日 瑞穂陸)
 名古屋はロスタイムに決勝点を奪われ、ついにリーグ戦5連敗、ナビスコ杯も含めると公式戦6戦連続勝ちなしとなった。

 11人もの選手が負傷離脱中で、FW杉森考起(17)はU―18日本代表に帯同中で不在。10年W杯南アフリカ大会メンバーでもある元日本代表FW矢野貴章(30)がDFラインの右サイドバックに入り、7人が入れるベンチ入りメンバーにも6人しかいない緊急事態の中、前半40分には元日本代表DF田中マルクス闘莉王(33)が同点PKを決め、1―2で迎えた後半39分にも12年ロンドン五輪代表FW永井謙佑(25)のゴールで再び追いついたが、ロスタイム突入後の後半48分に決勝点を奪われた。

 試合終了の瞬間、昨季まで13年連続で主将を務めていた元日本代表GK楢崎正剛(38)はゴール前に座り込んで動けず、今季から主将を務める闘莉王は呆れたように両手を広げた。

 今季就任し、苦しい戦いが続く西野朗監督(59)は「全体的にディフェンシブにならざるを得ない試合だった。後半立ち上がりにチャンスはあったが、そういうところを決めないとこういう展開になる」と厳しい表情。前節に続いて矢野を右サイドバックに使わざるを得ない状況に「本来はもっと高い位置でプレーした方が彼の良さは出ると思うが…」とさすがに苦渋と疲労の色は隠せなかった。

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2014年4月26日のニュース