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磐田FW阿部2発!!侍ヘアで好調アピールだ

[ 2014年2月6日 05:30 ]

<磐田・京都>ドリブルで攻め込む磐田FW阿部

 鹿児島キャンプ中のJ2磐田は5日、J2京都と30分×4本の練習試合を行い、9―1で大勝した。主力組が出場した1、2本目ではFW阿部吉朗(33)が2得点の活躍。1日のJFL鹿児島ユナイテッド戦に続く2試合連続ゴールで好調ぶりをアピールした。

 J1昇格争いのライバルを叩きのめした。ゴールラッシュの口火を切ったのは阿部だ。1本目の18分、MF山田が相手DFにプレスをかけてパスをカット。こぼれ球に走り込み、ドリブルで中央へ持ち込んで先制ゴールを突き刺した。3―0の2本目27分には相手DFの裏に抜け出し、DF駒野の右クロスを右足で合わせて自身2点目。体調不良のFW前田に代わって先発した試合で、きっちりと結果を出した。

 「(松井)大輔と自分のどちらが裏に抜けるか、タイミングを考えながらプレーしていた。周りに助けられながら結果として(2得点を)残せた」

 イメチェン効果だ。数日前「前髪が伸びて目に入ってきたので」前髪と左右の耳の上の髪をまとめ、ちょんまげ風に結んで練習に臨んだ。その姿はまるで侍。シャムスカ監督やコーチ陣から「ラストサムライ」とあだ名をつけられ、本人も「思いのほか良い」と気に入っている。ピッチ上でも侍のごとく献身的に走り回り、60分間攻守にフル回転。2戦3発の活躍にシャムスカ監督は「前の試合で後半(3本目)から入って良かったのでチャンスを与えたが、その中で結果を残してくれた」と目を細めた。

 33歳はチームで日本人最年長。「(レギュラーになれるかは)走れるか走れないかだと思うので、若手に負けないように走りたい。しっかり底上げをしてみんなで競争しながら、一つの方向に向かっていければ」。前田、FW金園との定位置争いを制し、1年でのJ1復帰へチームを引っ張っていく。

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2014年2月6日のニュース