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長友「ケガして良かった」豪州戦へ超ポジティブ思考

[ 2013年5月22日 06:00 ]

リーグ戦を終え帰国したインテル・ミラノの長友佑都。ファンからのラブレター?にニンマリ

 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(26)が21日、イタリアから帰国し、左膝半月板損傷から完全復活をアピールした。6月4日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦(埼玉スタジアム)での圧勝を誓った。

 長友の“超ポジティブ”思考は健在だった。2月24日のACミラン戦で左膝を痛め、一時復帰した4月14日のカリアリ戦で再発。12日のジェノア戦で完全復帰するまで実に約3カ月を要した。それでも成田空港に降り立つと、今季を悔やむどころか、「ケガをして良かった。また今季の初めに戻れるなら、このシーズンを歩みたい」とまで言い切った。

 苦しい時間を乗り越えたからこその言葉だ。再発したカリアリ戦後の診断を見た時は自身も「厳しい」と感じた。それでも日本に帰国し、医師などの意見を聞くと最後は自身で保存療法(手術せず、患部を固定して自然治癒する)を選択。日本代表の同僚・本田らとも連絡を取り、あらゆる治療を施して復帰にこぎつけた。「信じられない人もいると思う。ちょっとした奇跡が起こったとも言える。人間じゃないとも言われた」。超人的な回復で不安視されたオーストラリア戦にも間に合わせた。

 「ケガをしている間に世界のトップになるイメージができた。今までイメージしてきたことは現実にしてきた」と“バージョンアップを遂げた”と胸を張る。自分を客観視する時間ができたことで猪突猛進タイプだった今までの無駄を確認。相手との駆け引きも覚えた。人間的にも成長。リハビリ期間に祖母からもらった手紙には「成功は人間の表面を飾る。失敗は人の心を豊かにする」と書かれていた。「苦労した分、少しは心が大きくなったかな」と日本代表の試合はお世話になった人への恩返しとする。

 オーストラリア戦は引き分け以上でW杯出場が決まる。だが、目指すは圧勝。「(W杯切符は)通過点としてしか考えてない。内容でも圧倒できないと、世界で戦うのは難しい。そういうサッカーを見せたい」。進化した長友が左サイドから5大会連続W杯出場をアシストする。

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