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ルーニー→ファンペルシーで2発!香川刺激に

[ 2012年10月4日 06:00 ]

サッカー欧州CLのクルージ戦で得点し喜ぶ、マンチェスターUのファンペルシー(中央)とルーニー(右)ら

欧州CL1次リーグ第2戦 マンチェスターU2-1CFRクルージュ

(10月2日)
 H組のマンチェスター・ユナイテッドは2日、敵地でCFRクルージュ(ルーマニア)を2―1で下し、2連勝で単独首位に浮上した。今季初めて先発で競演したFWロビン・ファンペルシー(29)とFWウェイン・ルーニー(26)の活躍で逆転勝ち。MF香川真司(23)は温存で出番がなかった。G組のバルセロナもベンフィカを下し、2連勝で勝ち点を6に伸ばした。

 会心の一撃でファンペルシーが試合を決めた。1―1の後半4分、右サイドのルーニーが上げたクロスに走り込む。右斜め後方からの難しい浮き球に左足を合わせて得点。歓喜のストライカーはルーニーに抱きついた。

 「全ては最高のパスから。感謝しないと。あんなパスはなかなか出せない」とオランダ代表のエース。イングランド代表のエースとの競演にファーガソン監督も「パスとシュート、どちらも同様に良かった」と笑った。

 公式戦で初めて両雄が先発に並んだ。過密日程に対応するローテーションで先発を外れた香川に代わり、ルーニーがトップ下に入った。1点を追う前半29分もルーニーのFKにファンペルシーが合わせて同点弾。2人で白星を勝ち取った。いずれも香川と出場機会を争う主力。出番がなかった日本代表は「次に切り替えたい。そんなに落ち込んでいません」と話したが、内心穏やかではなかったかもしれない。

 指揮官は香川をトップ下に据える4―2―3―1を軸に、9月29日のトットナム戦は後半から香川を左サイドに回す4―4―2を試すなど試行錯誤が続く。この日は香川が「初めて」と認めた布陣でファンペルシーも引き気味の位置から組み立てに加わり、結果を出した。自身の起用法に影響を与える両スターの活躍に香川は「ビッグクラブですから誰もがこういう試合で決める。僕もまた決められるようにしたい」と気合を入れ直した。

 客席で「All we need is Shinji Kagawa!」の歌声も上がった。クイーンの「レディオ・ガガ」のサビに重ね「香川真司こそは全て」とラブコール。笑顔と拍手で応えたMFは受けた刺激を7日の国内リーグ・ニューカッスル戦で生かす。

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2012年10月4日のニュース