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名古屋がキャンプ終了 ピクシー13日間の成果を強調

[ 2012年2月21日 18:11 ]

キャンプを打ち上げ、記者の質問に答える名古屋のストイコビッチ監督

 2年ぶりのJ1王座奪取を目標に掲げる名古屋が21日、大分県別府市でのキャンプを打ち上げた。ストイコビッチ監督は「体力、戦術とハードな時間を過ごせた」と13日間の成果を強調した。

 最終日は仕上げにJ2大分と練習試合を行い、MF小川の2得点など3―1(前半1―0)で勝った。キャンプで本格的に挑戦した3―4―3の布陣で臨み、スペースを突かれる課題も残ったものの、DF闘莉王は「ポジショニングの修正は必要だがボールも運べるし、去年と違うことをやるのも大事」と評価した。

 2年連続得点王のFWケネディは腰に不安を抱えて欠場したが、開幕には間に合いそうだ。

 昨季から大きな戦力の上積みがない中、従来の4―3―3に加え、闘莉王、増川に新加入のダニエルと大型DFが並ぶ3バックをオプションに導入。ボール支配率を上げることなどを狙って、習熟に時間を割いた。指揮官はバルセロナ(スペイン)を例に挙げ「進化が必要。相手を驚かす要素となる」と説明した。

 勝ち点1差でリーグ連覇を逃した昨季の雪辱とともに、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との2冠に挑む。ストイコビッチ監督は「われわれのペースを維持して安定感を出していれば大丈夫」と自信を示した。

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2012年2月21日のニュース