×

W杯予選の北朝鮮戦 22年ぶりに平壌で開催

[ 2011年10月17日 20:51 ]

 サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選C組で11月15日の北朝鮮―日本が予定通りに開催され、会場は平壌に決まったことが17日、分かった。日本は北朝鮮と国交がなく、核開発や拉致問題で経済制裁を科しているため、北朝鮮側の入国拒否などによって代替国での開催となる可能性があった。

 日本政府はサポーターの平壌入りや邦人保護などに関し、北京での外交ルートを通じて調整を進める方針だ。

 北朝鮮サッカー協会が同国政府の了承を得てW杯を主催する国際サッカー連盟(FIFA)に平壌開催を申請。FIFAが受理したとの連絡がアジア・サッカー連盟(AFC)に入った。

 平壌での日本代表戦は1989年6月の90年W杯アジア1次予選以来、22年ぶりで4度目となる。日本と北朝鮮は2006年W杯アジア最終予選でも同組となったが、平壌でのイラン戦で観客が暴徒化した北朝鮮に対するFIFAの処分で、05年6月の北朝鮮―日本は中立国タイのバンコクで行われた。

 今予選で日本は11月11日にアウェーで行われるタジキスタン戦に勝てば、2試合を残して最終予選に進出する可能性がある。

 ▼小倉純二・日本サッカー協会会長の話 タジキスタンもウズベキスタンも(北朝鮮で)やっている。われわれにとっては問題ない。選手以外をどうするか。安全を保証してもらう。サポーターがどうなるか。ビザの発給をどうするのか。1週間くらいで決まると思う。

続きを表示

2011年10月17日のニュース