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「攻守の切り替え速い」FIFAが日本を評価

[ 2010年9月4日 06:00 ]

 FIFAは2日、技術研究グループが作成したW杯南アフリカ大会の報告書を公表し、成功を収めたチームは「攻守の切り替えの速さ」があったと分析した上で、優勝したスペインなどに加えて日本も評価した。

 日本については「よく組織された守備」「プレッシャーを受けても安定していたボール保持」「FKのスペシャリストがいる」なども長所ととらえた。優れた選手には、ドリブル技術の高い松井、ドリブル以外にも技術の高い本田、空中戦に強い中沢を挙げた。試合ごとではデンマーク戦を高評価したものの、PK戦で敗れたパラグアイ戦は「双方とも大きなリスクを冒さず、チャンスが少なかった」と指摘した。
 上位に進出したチームについては「基本戦術を忠実に守りながら臨機応変に微調整できる能力」が共通していたと総括。GKの不可解なミスが多かった要因としては、公式球の球足が速かったと指摘した。

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2010年9月4日のニュース