×

10人の名古屋が勝つ!闘莉王が決勝点アシスト

[ 2010年7月17日 20:41 ]

大宮―名古屋 後半31分、右クロスで決勝点をアシストして喜ぶ名古屋・闘莉王(4)

 【名古屋1-0大宮】名古屋は前半に退場者を出し、10人になった。劣勢のチームを救ったのは、ワールドカップ(W杯)に出場した2選手の一瞬の輝きだった。

 0―0の後半31分。日本代表DF闘莉王が右サイドで相手ボールを奪うと、そのまま絶妙のクロス。近いサイドに詰めていたオーストラリア代表FWケネディが頭で合わせてネットを揺らした。
 闘莉王は病気の父親の看病のため、14日に日本に戻ったばかり。「コンディションは最悪。監督に出さないでくれと言った」と明かした。だが、ストイコビッチ監督は「勝つためだ」と単純明快な理由で先発させた。
 今季の名古屋は闘莉王が欠場した公式戦で2分け4敗と未勝利。ブラジル出身のDFはほとんどの時間で精彩を欠いていたが、勝負どころでの働きはさすがだった。
 W杯後、闘莉王は「サッカーをやめようと思った」というが、いったんピッチに立てば仲間を怒鳴り、あふれる闘志は抑えられない。「ファンの喜ぶ姿をパワーに変えていこうと思う」。攻守の柱の活躍でチームは最高の形で再スタートを切った。

続きを表示

2010年7月17日のニュース