×

輝かしいキャリアに終止符も…ベッカムに悲劇

[ 2010年3月15日 19:38 ]

やってしまった…ベッカム、W杯絶望的

ベッカム涙で絶叫!「切れた、切れた」

 サッカーのイングランド代表MFデービッド・ベッカム(34)=ACミラン=が14日、イタリア1部リーグ(セリエA)のキエボ戦で左アキレスけんを断裂し、6月開幕のワールドカップ(W杯)出場が絶望となった。
 悲劇は試合終了間際に訪れた。ピッチ中央付近でゴールを背にしてボールを受けて反転。何でもないプレーだったが、ベッカムの左足に致命傷を与えた。
 右脚1本でジャンプしながらピッチ外に向かった。チームは交代枠を使い切っており、残り時間を10人で戦っていたが、ベテランのアクシデントに奮起し、劇的ゴールで1―0の勝利。だが、ACミランのレオナルド監督は「彼の苦しみを思うと手放しで喜べない」と顔を曇らせた。
 担架で運ばれたベッカムは頭を両手で抱え、目には涙もにじんだ。4度目のW杯出場の望みが絶たれたことを悟ったのかもしれない。
 医師はプレー再開まで3~4カ月としている。イングランド代表のカペロ監督は「W杯は難しい。彼を失うことは大きな打撃だ」と悲しんだ。
 1998年フランス大会から3大会連続でW杯を経験し、代表としてGK以外では最多の115試合に出場した。英国メディアからはマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードなどの強豪クラブを渡り歩いてきた輝かしいキャリアも終わるのでは、との憶測も出始めている。(共同)

続きを表示

2010年3月15日のニュース