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関塚監督「弱点が出た」川崎、またもタイトル逃す

[ 2009年11月3日 18:17 ]

米本が先制弾!平山ヘッド!FC東京が2度目の優勝

日本代表GK、18歳の無回転シュート防げず

鬼武チェアマン 川崎Fイレブンに“怒”

 【川崎F0―2FC東京】またしてもタイトルに届かなかった。終了の笛が鳴ると、川崎イレブンは受け入れ難い完敗に放心したかのようだった。センターサークルに立ちすくんだ中村は「まだ整理がつかないが、負けは事実」と落胆を隠せなかった。
 前半19分、中盤の連係から谷口が抜け出して決定機を迎えた。だが、エースのジュニーニョが痛恨のシュートミス。逸機の3分後に、GK川島が相手のミドルシュートに対応し切れず、逆に先制を許した。完全にペースが狂った。
 「うちの弱点が出た」と関塚監督は言う。先行されて浮足立ち、サイドを使わずに個人技で強引に中央を崩そうとする形が目立った。リーグ随一の得点力を誇る攻撃陣が機能不全に陥る。後半には、カウンターから追加点を許し、最後まで悪循環を抜け出せなかった。
 過去2度の決勝と同じく無得点に終わり、三たび準優勝。ここ一番で殻を破れない。「タイトルに届かないのは何かが足りないからだ」と関塚監督は繰り返す。現在首位を走るJリーグは、残り4試合でその「何か」を埋められるのか。中村は言った。「ここでチームの力が問われる」。

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2009年11月3日のニュース