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本田「ゴールを取れてよかった」

[ 2009年10月10日 21:32 ]

<日本―スコットランド>後半、ゴールを決めてガッツポーズする本田

 【日本2-0スコットランド】試合終了間際、本田は森本のシュートのこぼれ球に詰めていた。「おいしいというか、9割はラッキー」。左足で冷静に押し込んだ。

 体全体から少し焦りのような雰囲気が漂っているように見えた。ミドルシュートを強引に狙うと枠の外へ。直接FKではGKの好セーブに遭った。「自分のイメージでシュートを打てず、納得できない。でも、そういう時でも点に絡む仕事がしたかった」
 自らの存在価値は「ゴールを決めること」と公言する。それがなければ、代表に呼ばれる意味がないと思っている。中村憲と並びチーム最多となる4本目のシュートがようやくネットを揺らし、ほっとした表情を浮かべた。

 ▼本田の話 最初はボールを回せなくて、難しい時間が続いた。ゴールを取れてよかった。すごくいいところにこぼれてきて、決めるだけだった。

 ▼石川の話 最初はちょっと緊張したが、始まったら自分のプレーをしようと思った。飛び出す動きのタイミングは分かってきた。最後の仕事はまだまだ。
 ▼岡田武史・日本代表監督の話 岩政、(石川)ナオ、森本はそれぞれ持ち味を出してくれた。十分、やっていける選手。次の試合は選手の組み合わせを考え、W杯へ向けてレベルアップできる試合にしたい。

 ▼駒野の話 1点目は練習通りのボールが行った。オウンゴールだったけれど、途中から出て積極的に上がって仕事ができた。

 ▼内田の話 サイドバックだから、自分より前にいる人の良さを引き出そうと思った。やっぱり石川さんは面白い。走れるし、周りを生かせるし、シュートもある。

 ▼松井の話 途中から入って流れをこっちに持ってこれたと思う。前半は面白くなかったので、試合に出たら面白くしようと思った。

 ▼中村憲の話 みんなチャレンジしていたと思う。全部うまくいったわけじゃないが、声を掛け合って修正できたところもあった。

 ▼前田の話 なかなかうまくいかなかった。連係の問題もあるけど、自分自身の力が足りないのかな…。

 ▼岩政の話 相手はロングボールが多かったが、そこで存在を示せればと思った。高さで勝たないと(代表に)呼ばれる意味がない。いつもよりヘディングをし過ぎて首が疲れた。

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2009年10月10日のニュース