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“逆俊輔効果”地上波からJ中継が消える?

[ 2009年7月21日 06:00 ]

 横浜の中村俊輔(31)獲得失敗がJリーグのテレビ中継にも影響した。Jリーグの放送権を年間5試合分持っているTBSが、今季分残り2試合の地上波中継を取りやめることになった。同局は今季すでに3試合地上波で放送したが視聴率は3~5%台に低迷。特に中村が横浜に復帰した場合の“デビュー戦”とみられていた6月21日の浦和戦(日産ス)は4・9%。大がかりな番組宣伝を打つなど力を入れていただけに衝撃だった。

 関係者は「後半戦の2本は見送ることになった。視聴率の問題。特に土、日の視聴率を強化しなければいけない中でJリーグは厳しい」と話す。石川遼の活躍で人気復活のゴルフなら2ケタ視聴率も可能。数字の取れないサッカーは放送しづらくなっているのが現状。

 同局は07年から5年間、年間5試合を放送する契約を結んでいる。契約はあと2年残っているが、既に来季も放送は4試合以下になる方向。来年末の契約更新も現状では微妙だ。「来年のW杯で日本が頑張って人気が復活すれば別だが…」と関係者。最悪の場合、将来Jリーグが地上波では見られなくなる可能性もありそうだ。

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2009年7月21日のニュース