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微妙判定に激怒!ドログバ暴言連発

[ 2009年5月8日 06:00 ]

<チェルシー・バルセロナ>試合後、エブレベ主審に執ように抗議するチェルシーのFWドログバ

 【欧州CL チェルシー1―1バルセロナ】無情の幕切れにチェルシーのホーム、スタンフォード・ブリッジが騒然となった。ノルウェー人のエブレベ主審に判定への不満を訴えながら、主将テリー、バラック、アレックスら選手が次々に詰め寄った。主審を指さしながら「詐欺だ」と暴言を吐き、警告を受けたドログバはその後もヒディンク監督の制止を振り払って威嚇。テレビカメラに向かって「恥だ」と吐き捨てた。

 微妙な判定に泣いた。前半24分にマルダがペナルティーエリアのライン付近で倒されたが、判定はエリア外。後半37分に相手DFピケの右手、ロスタイムに1―1とされた直後には相手FWエトオの左上腕に、それぞれエリア内でボールが触れたが、笛はなかった。ピケは「意図的ではない」と釈明したが、ヒディンク監督は「(PKと)明らかなものが3、4回あった。世界的なPK論争になる前に試合を決めておくべきだった」と皮肉交じりに嘆いた。

 最近6年で5度も4強に入りながら、準決勝を突破したのは準優勝に終わった昨年だけ。喜ぶバルサの選手に客席から旗などが投げ込まれ、主審はドログバの威嚇行動が続く中で警護を受けながら退場した。UEFAから処分を受ける可能性もあり、後味が悪い敗戦となった。

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2009年5月8日のニュース