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ジュニーニョ言葉の壁で日本国籍取得断念

[ 2008年9月26日 06:00 ]

7月6日の横浜戦の試合後、サポーターからプレゼントされた日本代表のユニホーム着るジュニーニョ。日本国籍取得断念で本物の代表ユニホームを着る夢は幻に…

 川崎FのFWジュニーニョ(31)が日本国籍取得を断念した。3月に国籍取得の意思を表明していたが、代理人のコンスタンチン・テオ氏は24日、「先週、弁護士から連絡があった。ダメになった」と明かした。岡田武史監督(52)が熱望した日本代表入りも消滅した。

 来日して6年。「日本が気に入った」と国籍取得を希望したが、日本語能力は今も通訳が必要でテオ氏は「日本語がダメだった」と話した。さらに「(ブラジル)代表に4試合出ていたのもね」と説明。公式戦ではないものの、ブラジル代表として親善試合に4試合出場したことがあり、FIFAの規定で日本代表になれない可能性があることもネックとなったと分析した。本人は落ち込んでいるという。

 ショックは岡田監督も同じだ。何度も「(国籍取得は)まだ?」とジュニーニョ側に確認するなど、熱心に動向を探っていたが、ついに消滅。抜群のスピードを持つジュニーニョに、日本の決定力不足解消を託すプランが崩れたことで、日本人ストライカーに懸かる期待は大きくなった。

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2008年9月26日のニュース