×

高原ゴール!浦和が2位浮上

[ 2008年9月21日 21:14 ]

<大宮―浦和>前半、先制ゴールを決め、エジミウソン(左)に祝福される浦和・高原

 J1第25節最終日(21日・NACK5スタジアム大宮ほか=2試合)浦和が高原のゴールで大宮を1―0で下し、勝ち点45で2位に順位を上げた。同45で並んだ大分が得失点差で3位。G大阪は京都に2―1で競り勝ち、7試合ぶりの白星を挙げた。首位は同48の名古屋で、前節2位の鹿島が同43で4位に後退した。

 浦和の高原が挙げた前半27分の決勝ゴールには、FWとしての高い技術が詰まっていた。

 まずはボールを受ける動きだ。相手守備陣の位置を頭に入れ、オフサイドにならないようにピッチを横に走った。そして相馬からのパスを呼び込み、縦へ加速。高原は「直線的に走ればオフサイドになる。(裏を狙うのは)高い守備ラインのチームには常にやっていること」と説明した。

 そしてゴール前での冷静さだ。飛び出してきたGKより早くボールに追い付いた高原は、パスも選択できた。しかし「中にエジミウソンもポンテもいたけど敵がついていた。自分が打った方がいい」と、瞬時の判断でGKの股間を抜くシュートを決めた。
 リーグ戦5点目。かつての日本のエースとしては、満足のいく数字ではないが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との過密日程の中、首位名古屋を追うチームに貴重な勝ち点3をもたらした。

 24日にはACL準々決勝第2戦、28日にはリーグ戦で名古屋と対戦する。シーズン前半の不調から脱しつつある高原は「次も、その次も大事な試合。トーナメントの気持ち」と鋭い視線で前を見据えた。

続きを表示

2008年9月21日のニュース