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チェルシー、ツェフ手負いの奮闘実った

[ 2008年4月24日 06:00 ]

<リバプール・チェルシー>敵地でのドローを喜ぶアシュリー・コール(中央)らチェルシーイレブン

 【欧州CL チェルシー1―1リバプール】初の決勝進出に光が差した。チェルシーのグラント監督は劇的な幕切れに「最近は終了間際の失点が続いていたから、そろそろわれわれが得点するころだと思っていたよ」と笑った。

 ひざ痛から復帰したドログバは不調。危篤状態だった母親を見舞うために1週間近くチームを離れていたランパードも精彩を欠き、ゴール前でボールを奪われて失点を招いたが、GKツェフが孤軍奮闘した。6日の練習で唇とあごを合計50針縫う裂傷を負ってから復帰3戦目ながら好セーブを連発。「最後まで戦ったことが報われた」と話した守護神をランパードは「世界最高のGK。ケガが多くて世界一不運だけどね」と冗談交じりに称えた。

 リバプールとのCL対決は1次リーグで対戦した06年も含めて4季連続だが、価値あるアウェーゴールは初めて。05、07年の準決勝で敗れた宿敵相手に“3度目の正直”の気配が漂ってきた。

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2008年4月24日のニュース