【宇都宮競輪 G1女子オールスター競輪】佐藤水菜 圧巻の完全V ガールズ初のグランプリスラム達成

[ 2025年8月10日 21:56 ]

女子オールスター競輪を制し、仲間に胴上げされる佐藤水菜(撮影・村上 大輔)
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 宇都宮競輪のG1「第1回女子オールスター競輪」は10日、最終日12Rで決勝戦が行われ、佐藤水菜(26=神奈川・114期)が捲って2着に5車身差をつける圧巻の走りで完全優勝。昨年の競輪祭女子王座戦からG1は4連続Vで、ガールズケイリン初の快挙となるグランプリスラム(全G1+ガールズグランプリ制覇)を達成した。2着は久米詩、3着には柳原真緒が入った。

 仕掛けは初日、2日目同様に最終1角過ぎ。6番手から踏み上げた佐藤は上がり14秒2のケタ違いのスピードで駆け抜け、2着久米に5車身差をつける圧勝でG14連続V。ガールズ初のグランプリスラムを達成した。佐藤は「初手で前の方が取れたので脚をためてレースに備えられた。自分のタイミングでしっかり駆けられた。全力で踏み込んで出し切りました」とホッとした表情を浮かべた。

 2023年10月、G1初出場のオールガールズクラシック(松戸)を完全Vで初制覇。その後も含めるとG1は7度出場して6Vで、ガールズGPは2戦1勝。敗れた2戦はいずれも決勝2着で、既に無双の域に達している。他の競技に例えれば、全盛期のゴルフのタイガー・ウッズ、レスリングの吉田沙保里くらいの強さと言える。

 「勝って当たり前」と言われる重圧を見事にはねのけた。「今回は精神的にぎりぎりの状態で入った。これで心を休ませられる」とほほ笑んだ。18年デビューの佐藤がさらに才能を開花させるきっかけになったのは、20年のナショナルチーム入り。本格的に自転車競技に取り組むようになったおかげで、持ち前のスピードに磨きがかかった。「この後は(自転車競技)全日本選手権(22日~静岡・ベロドローム)。短距離3冠を目指します。エリミネーションにも出るので、欧州で活躍している若手たちに食らいつけるように頑張りたい」と休む暇がない。

 その後には世界選手権もあるため、次回の競輪への参戦は11月の競輪祭の予定。そこで今度は年間G1完全制覇の偉業に挑む。

 ◇佐藤 水菜(さとう・みな)1998年(平10)12月7日生まれ、神奈川県茅ケ崎市出身の26歳。茅ケ崎高卒。18年7月プロデビュー。師匠は対馬太陽(神奈川・85期)。通算304戦222勝。通算取得賞金は1億2655万円。主な優勝は第1、3回オールガールズクラシック(23、25年)、ガールズグランプリ2023、第2回競輪祭女子王座戦(24年)、第3回パールカップ(25年)、第1回女子オールスター競輪(25年)。1メートル63、59キロ。血液型A。

 ▽グランプリスラム グランドスラム(全G1制覇)に加えグランプリも優勝した選手を称える称号。ガールズではG1の4レースとガールズグランプリの5タイトル制覇。男子はG1の6レースとKEIRINグランプリ優勝が条件。脇本雄太(36=福井・94期)が今年2月の全日本選抜Vで史上初めて達成した。

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