【ボートレースコラム】上原崚と村上宗太郎 “甲子園”で味わったトップとの差 きっと今後の糧になる

[ 2025年7月16日 04:30 ]

共に伸びしろ十分!沖縄出身の上原崚(左)と北海道出身の村上宗太郎
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 現在、甲子園出場を懸けた全国高校野球選手権大会の地方大会が真っ盛り。つい先日、野球に先んじて、ボートレースびわこで行われたG2「全国ボートレース甲子園」(8~13日)を取材してきた。

 制したのは湖国の盟主・馬場貴也。5月以降は大スランプに陥り、6月の戸田グランドチャンピオンに至っては予選4日間をオール5、6着という惨状。その鬱憤(うっぷん)を晴らす優勝にスタンドが沸いた。

 表彰式で深紅の大優勝旗を掲げた馬場は涙ながらに地元ファンと喜びを分かち合い、生真面目な滋賀支部長の復活劇でシリーズは幕を閉じた。

 ちなみに、甲子園初出場組では東京支部所属で取材機会が多く、さらにG2以上の特別競走も初参戦だった沖縄代表の上原崚と、北海道代表の村上宗太郎の走りに注目していた。

 朗らかで天性のスタート力が売りの上原に対し、村上はやや寡黙なタイプ。だが、師匠の福来剛譲りで水面に出ると強気はファイターに変身する。さすがに予選突破は厳しいかもしれないが、どこかで大駆けがないかと南北の新鋭に期待していた。

 結果は共に節間未勝利。記念の壁にはね返された。

 上原は「パワーを感じるのに出し切れない。引き出しの少なさを感じた」と調整力不足を痛感。一方の村上は1号艇の3日目8Rに前付け2コースから捲った山口剛と2人でFに散った。

 「上の人は違う。とっさの判断や切り替えが、とにかく早い」。F2本持ちとなったことを差し引いても、トップレーサーに相撲を取らせてもらえなかった。

 それでも、2人が故郷の代表として味わった厳しいレースは今後への糧になる。今後、グレードレースで私の新聞での記者コラム“ビッグフライ”で狙える逆転ホームランをかっ飛ばせる選手へ成長してほしいものだ。(水田 公裕)

 ◇水田 公裕(みずた・きみひろ)1973年(昭48)5月10日生まれ、東京都出身の52歳。ボートレース担当。中学時代に育った地から自転車で10分の江戸川ボートでボートレースを知る。昔は“インがクルクル江戸川”と言われるほど、関東ではインが強い水面だった。

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