【住之江ボート G3レディースカップ優勝戦】前田紗希が「前田家の鬼門」で2度目の優勝を飾る

[ 2024年6月24日 22:24 ]

住之江ボート 優勝カップと優勝旗を掲げる前田紗希
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 住之江ボート「モーターボートレディスカップ」は24日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、前田紗希(31=埼玉)が1番人気に応えるイン押し切り劇で、22年5月江戸川ヴィーナスシリーズの初優勝以来となる今年初Vを飾った。優勝賞金は120万円。2着は2コース差しから猛追してみせた鎌倉涼、3着はカドから握って攻めた今井美亜。

 住之江ボートは前田家にとって鬼門だった。20年11月6日、紗希の父・光昭が1Mでブイに激突して他艇に乗り上げられ高次脳機能障害となり、一時は引退の危機にひんした。娘の紗希は3年後の7月18日、父と同じ3号艇で同じようなスタート遅れからブイ激突、他艇が衝突する大事故で鼻骨骨折、右眼窩(がんか)内側壁骨折、右眼窩底骨折の重傷。幸い目や頭に異常はなかったが、復帰に約3カ月要した。

 今回は大ケガ以来11カ月ぶりの出場。V機を得て予選トップ通過を決めた4日目後半の一般戦で転覆…。また3号艇だったので重苦しい空気に包まれたが、大きなケガなく準優も快勝。優勝戦の1枠を手にした。

 本番、インからコンマ09の完璧なSを決めた前田は「一から見直した」復活強烈パワーを味方に力強く旋回。一気に押し切った。

 「1マークは4(今井)が見えたので握っていきました。いいターンができたと思います。引退も考えたけど、リハビリして復帰して、こうやって表彰式に立てて、うれしいです。お父さんにもこれで優勝できるよって言っておきます」

 鬼門完全突破!!心晴れやかに、これからも女子戦を盛り上げてもらいたい。

 ◇前田 紗希(まえだ・さき)1993年(平5)2月21日生まれの31歳。埼玉県出身。埼玉支部所属の115期生として2014年11月戸田でデビュー。22年5月江戸川で初優勝を飾った(通算2V)。父はG1レーサーの前田光昭。同期には関浩哉、仲谷颯仁らがいる。

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