【京王閣競輪・S級シリーズ初日12R】位置取りを長考した佐藤礼文「最後は伸びるつもり」

[ 2024年3月3日 14:34 ]

好調な差し脚を伸ばす佐藤礼文
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 差し脚さえる佐藤礼文(32=茨城)が関東1人のメンバー構成で位置取りに頭を悩ませた。

 4人そろった南関勢が岩本俊介―佐々木龍、道場晃規―嶋津拓弥で二手に分かれたのが想定外だった様子。松本秀之介―阿竹智史の西日本勢も強力で、目標不在の佐藤にとっては腕の見せどころだ。佐藤は「以前(佐々木)龍さんのところへ競りに行ったことがあり、礼儀として一回行った以上は…という気持ちもある」と番手勝負をにおわせたが「もう少し考えさせてほしい」と話し取材の輪から離れた。

 長考して同県の杉本正隆に相談した結果「自分でやることにした」と佐藤。その真意について「ここは競るところじゃない。2車ずつのライン構成ならどこでも3番手に行ける。相手が4車ラインで自分に先行がいない番組なら競りに行くが、今は調子がいいからタテ脚を出せば勝負権はある」。好位から直線一気に追い込むレース展開をイメージして単騎戦を選んだ。

 「(番手に)行かなきゃいけないと視野が狭くなっていた」と反省し気持ちを整理した佐藤は「最後は伸びるつもりなので」と自信ありげ。次走に地元・取手で行われるウィナーズカップが控えており、今シリーズは弾みをつけたい開催。「ここからいい流れに乗っていきたい」と集中力を高めていた。

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