永島まなみ 新春おしゃべりクッキング!素顔の私見せちゃいます 3年目の50勝、さらなる飛躍へ

[ 2024年1月1日 05:30 ]

ハンバーグをつくる永島まなみ(撮影・岸 良祐)
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 まなみんのオフ、見せちゃいます。今年デビュー4年目を迎える永島まなみ(21=高橋康)に趣味の料理を披露してもらった。その模様はYouTube「スポニチチャンネル」で動画を配信。彼女の魅力が詰まった一面もどうぞ。昨年は勝ち星が一昨年から倍以上と一気に増え、騎手リーディング19位と躍進。充実のシーズンを振り返ってもらった。

 永島はデビューから確実に勝ち星を伸ばしてきた。ルーキーイヤーはJRA7勝。翌年が21勝。昨年は50勝を挙げた。一昨年との比較で2倍以上、勝っている。本人もさぞや満足の一年だっただろう。ところが、自身に“納得”の2文字はない。「前年より勝たせていただいていますけど、私のミスで勝ち損ねたレースも多々ありました。そういう部分をもっと減らしていかないと、上には上がっていけないと思います」と気を引き締めた。

 昨年は重賞初騎乗を果たし、G1のゲートインもかなった。春の福島開催では開催リーディングを獲得。「自信にはなりましたね。1年目、2年目でいろいろ経験させていただいたことが少しずつ実になってきたのかな。自分の“引き出し”は増えたと思います。ただ、まだ道中の流れに合った動きをできていないですね。はまる時ははまるんですけど、完璧にはこなし切れていないです」と振り返る。昨年積み上げた50のVゴールの中にも「勝っても反省のあるレースは多いですよ。ここをもう少しこうした方が良かったというのはあります」と言う。

 阪神JFはスウィープフィートとのコンビでG1初騎乗、7着に終わった。「パドックの雰囲気も全然違いました。普段のレースとは違う緊張感もあって、貴重な経験をさせていただきました」として言葉を継ぐ。「出遅れた分、早めに動いてしまいました。もう少し落ち着いて乗れていれば着順を上げられたと思います。外回りだから、じっとしておけば良かったところを焦ってしまったり…。しっかりペース判断をしていれば、一つでも着順を上げられたレースもあったと思いますね」と口をついた。進化の可能性はたっぷりと残っている。積み上げた土台をもとに、さらなる飛躍の一年へ向かっていく。

 体も心も充実した一年だった。永島は週に1回、トレーニングジムで体を鍛えている。デビュー1年目の夏が終わってから、武豊が総合プロデューサーを務める「テイクフィジカルコンディショニングジム」でトレーニングを始めた。パーソナルトレーナーとともに、1対1で騎手に合った体づくりに取り組んでいる。「厩舎の人からも“体ががっちりしてきたね”と言われるようになりました。周りの方に見ていただいている目線でも効果があるのかな。ほとんどのトレーナーさんがジョッキーとやっている方。ジョッキーのスタイルに合ったトレーニングを考えてくださっていると思います。私は体幹が弱かったので、そこを中心にやってきました」と効果を実感。1回2時間ほどのトレーニングは「きつい」と言うが、きっちりと実になっている。

 メンタル面では22年秋からバレット(鞍の準備などを手伝うサポート役)を務めている4歳上の姉・みなみさんの存在が大きい。「レースでうまく乗れなくて、モヤモヤしてしまった時に話を聞いてもらったりしています。一方的にバーッと話しても受け止めてくれますし、気持ちが楽になった部分もあります。姉には感謝しかありません」と笑顔を見せた。姉は鍼灸(しんきゅう)師の免許も持っており、身体面でも妹のサポートを行う。「腰の治療をしてもらったり、全面的に助けてもらっています」とのこと。今年も“二人三脚”で歩みを進める。

 《趣味は料理》永島はデビューした頃から料理が趣味と語り、普段もよく自炊をしている。スーパーマーケットへの買い出しにも協力してもらい、得意料理の煮込みハンバーグをメインにデザートを含めて3品、作ってもらった。競馬学校時代も「お昼前にやっている料理番組をよく見ていましたね」と笑顔を見せた。
 好きな食べ物は果物ならイチゴ、野菜はトマト。外食は焼き肉が好み。「お肉なら何でも好きですね」と話す。パンとお米なら断然の米派。今回は洋食を作ってもらったが、和食もOKだという。

 ◇永島 まなみ(ながしま・まなみ)2002年(平14)10月27日生まれ、兵庫県出身の21歳。21年3月、栗東・高橋康厩舎所属で騎手デビューし、JRA通算1305戦78勝。父・太郎氏は兵庫競馬所属の元騎手で現在は調教師。1メートル60、45キロ。血液型A。

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