【福岡・どんたく特選レース】明日開幕!篠原〝飛翔〟の時

[ 2023年5月2日 10:00 ]

走りなれた水面で積極的なレースを見せたい篠原飛翔
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 オール福岡支部でお届けする白熱の6日間シリーズ「どんたく特選レース」が3日からボートレース福岡を舞台に開催される。初日、2日目の12Rにはドリーム戦が組まれており、初日は前田将太、2日目は塩田北斗が1号艇で登場。地元強豪選手を相手に腕を撫すのは当地フレッシュルーキーの篠原飛翔。走り慣れた水面で思い切りのいいレースを披露する。

 篠原飛翔が急成長を遂げている。7月からは飛び級でのA1初昇級が決定。期末勝負となった前節の「日本トーター杯」は2日目以降、安定した成績を残して優出。A1ボーダー突破に成功した。

 「自分としてはそこまで成長した実感がないです。失敗も多いし、足りないと感じる部分が多い。でも、以前より考えて走れるようになったところはあるかな。まだまだですけど…」 

 年初の目標としてA1昇級と初優勝を掲げた。ひとまず片方の目標は達成したわけだが、足りない部分を自覚しているからこそ、満ち足りた感情は一切ない。

 「10月に福岡周年が開催されるので自分が選ばれるかはともかく、どうしてもA1に上がっておきたくて。師匠の渡辺浩司さんにも〝守りに入る段階じゃないからな〟と強く言われているし、もっとアピールできるように頑張りたい」

 フレッシュルーキー2年目を迎え、この1年4カ月の間に福岡を走った回数は15節。この期間は誰よりも博多で経験を培った自負がある。まだまだ進化の途中。〝飛翔〟という名前のように大きく羽ばたく瞬間はこれからやってくる。

 シリーズの中心は前田将太。今年は江戸川周年でのGⅠ制覇など舞台を問わず活躍。前田の強みをひと言で表すなら〝自然体〟であること。型にはめるのではなく、エンジンに応じて走りを柔軟に変えていく。よほどの凡機さえ引かなければ優出圏は堅い。2日目ドリーム戦1号艇で登場する塩田北斗は福岡での勝負強さがウリ。当地通算17優出7Vで、最も優勝回数が多い水面が福岡だ。3月に開催された「九州プロレス杯」も予選トップ通過からの王道V。現行機を一度調整しているのも、大きなプラス材料だろう。一方、女子勢は川野芽唯、小野生奈、竹井奈美がドリーム戦に登場。小野と竹井はともに産休明けから時間が経過していないが、持ち味のスピードは健在。上位機を引くことができれば台風の目になれる。

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2023年5月2日のニュース