【浜松・SG全日本選抜】鈴木圭一郎 完全V 愛妻誕生日に歓喜「今年の初優勝がSGになるとは」

[ 2023年2月27日 04:57 ]

全日本選抜オートレースで優勝した鈴木圭一郎
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 静岡県・浜松オートレース場のSG「第36回全日本選抜オートレース」(優勝賞金1315万円)は26日、最終日12Rで0Mオープンの優勝戦(5100メートル=10周)が行われ、鈴木圭一郎(28=浜松)が5戦全勝の“完全”で優勝した。全日本選抜は19年以来5回目、通算13回目のSG制覇。2着は金子大輔、3着は伊藤信夫で地元勢のワンツースリー。

 「トップスタートを切れたら思い切って開け開けで回ろうと思った」。注目のスタートでサトマヤの攻勢を受け止めて先制。試走1番時計(3秒27)の機力でじわじわ後続との差を広げてVゴールを駆け抜けた。準決勝戦の競り合いで審議対象(戒告)となり、気持ちは複雑だった。「正直、反則で終わっていた方が気持ち的に楽。でも、判定で残れたので自分がやれることをやるしかなかった」。心を整えて大一番を制した。くしくも26日は妻で女子レーサー吉川麻季の誕生日で、喜びもひとしお。昨年末のスーパースターを制したものの、今年はスーパーハンデ(最重ハンデの10M後ろ)を課せられて勝ち切れないレースが続き「まさか今年の初優勝がSGになるとは。出来過ぎ。これからも人気に応えられるだけ応えたい」。23年度前期適用ランクでS1から陥落するが、再び頂点を目指して走り続ける。

 ◇鈴木 圭一郎(すずき・けいいちろう)1994年(平6)11月30日生まれ、東京都出身の28歳。13年7月登録の32期生。同期は鈴木宏和、小林瑞季、吉原恭佑、長田恭徳らがいる。通算64V(SG13V、G113Vを含む)。1メートル59、50キロ。血液型A。

 ≪戦い終えて≫
 ▼2着金子大輔 エンジンは良かったですよ。乗っていて後半もタイヤが滑らなかったし、上出来です。

 ▼3着伊藤信夫 状態は最近の中では一番良かった。

 ▼4着佐藤摩弥 ハネがなくてマシなタイヤはラスト1走だった。何とか持ってくれという感じだったが限界だった。

 ▼5着中村杏亮 今回はたくさん収穫があったし、凄い自信になりました。

 ▼6着中村雅人 重いし全然進まなかった。

 ▼7着荒尾聡 タイヤは良かった。やることはやったので…。

 ▼8着永井大介 風があって乗りづらさもあったけど、それよりも根本がダメだったね。

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2023年2月27日のニュース