名トレーナーが現場に別れ　橋田師　英G1制覇は「大きな成果」　南井師「この世界に入って良かった」

　小倉では2人の調教師が別れを告げた。ダービートレーナーの橋田師は11R終了後に花束を受け取るセレモニーがあり「調教師を約40年やってきて今日が最後の日。感謝を申し上げたい」として「大きなレースへ臨めたことに調教師として一定の達成感はあります。（ディアドラで）英国G1（19年ナッソーS）を勝てたことは大きな成果でした」と胸を張った。

　また、騎手時代の栄光が多くある南井師は最終レース後に姿を見せ、冠名メイショウの松本好雄オーナーらから労をねぎらわれた。「涙もろくなっちゃったけど、サヨナラ、なんだからいいよね」と感情のままにあふれる涙を隠すことなく「自分なりにはよくやれたと思います。この世界に入って良かった」とホースマン人生を振り返った。予定にない胴上げは南井師の人柄を伝える光景だった。