【高知・G1全日本選抜】井上 飛び付きに対処した古性V 吉岡 新田は今後につながる内容

[ 2023年2月27日 05:00 ]

“鬼脚”井上茂徳 “F1”吉岡稔真 最強ライントーク
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 吉岡 古性、優勝おめでとう。古性が脇本の番手を回る以上は優勝が獲れる。古性は初タイトル(21年8月オールスター)から次々に獲っている。脇本の腰の状態が戻れば2人のタイトル数が増える一方だろう。

 井上 古性は新田の飛び付きに冷静に対処した。古性が前に出ていた分、番手をしっかり守れた。脇本ペースか?とも見えたが今シリーズの古性は状態も良かったし、キッチリ差した。

 吉岡 新田は前受け(スタート)から組み立てた。負けたとはいえ横が強い古性相手に強気に攻めた内容は敵に対して今後につながる。今回の新田は勝ち上がりの内容も良かったし、自分の仕事はできたと思う。

 井上 新田は前受けからの作戦、一方の脇本は後ろ攻めからの作戦で組み立てた。脇本は2日目の失敗を生かして踏み上がるように仕掛けた。最終2C4角からの仕掛けは新田が後ろを確認しづらい位置だった。

 吉岡 新田が強気に攻めたことで番手の守沢が2着に突っ込んできた。守沢のコース取り、差し脚は確かで位置を築き上げている。

 井上 守沢は最終1CからBまで3番手で外並走が続いた。この走りは脚を使う。単独3番手で脚をためていれば直線は違った。吉沢は浅井の捲りに乗る流れになったが遠かった。

 吉岡 今年も昨年同様に古性のG1優勝から始まった。脇本の腰の状態が戻れば今年も近畿断然になる。

 井上 脇本の先行力と古性の存在感が今年も中心になることを印象づけた今年初のG1決勝だった。

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2023年2月27日のニュース