【船橋・平和賞】プルタオルネ デビュー5戦目で重賞初制覇!直線差し切った

[ 2022年10月27日 05:00 ]

好位から伸びて平和賞を制したプルタオルネ
Photo By スポニチ

 2歳重賞「第68回平和賞」が26日、船橋競馬場で行われた。5番人気のプルタオルネが直線差し切り優勝、デビュー5戦目で念願の重賞初制覇を果たした。同馬には「第73回全日本2歳優駿」(Jpn1、12月14日、川崎)への優先出走権が与えられた。

 「遊んでいた分、最後は伸びてくれた」と本橋が振り返ったように2歳馬らしいレースだったが、そのしぶとい末脚は十二分に将来性を感じさせるものだった。好スタートから4番手のポジションを取るとサムタイムアゴーの逃げを見ながら追走。動き出したのは3コーナー手前。スーパーファルコンがサムタイムをかわして行くのを合図に追い出した。鞍上の手綱は動きっ放しだが、それに応えるようにジリジリと伸びていく。直線残り200メートルからは右ステッキの連打。残り50メートルでファルコンを外からかわすと最後は手綱を抑える余裕を見せてVゴールに飛び込んだ。

 9月の日本テレビ盃(フィールドセンス)以来、今年10個目の重賞制覇となった本橋は「ゲートが良かったのであの位置に。道中ハミを取ったり、やめたり子供っぽいがその分これからが楽しみな馬」と満足感たっぷりの表情を浮かべた。「次走は全日本2歳優駿に直行すると思う」と小国師。来春を見据え今年も北海道から楽しみな一頭が現れた。

 ▼2着グロリオサ(和田)頑張った。センスがあるし操縦も利いた。最後もジリジリ伸びている。

 ◆プルタオルネ 父リアルインパクト 母サクラカンパネラ(母の父サクラバクシンオー) 牡2歳 北海道・小国博行厩舎 馬主・佐藤良二氏 生産者・北海道新ひだか町の伊藤敏明氏 戦績5戦2勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金1566万2000円。

続きを表示

2022年10月27日のニュース