【新馬戦総括】ダノンタッチダウン 上のクラスでも通用する好素材

[ 2022年10月4日 05:23 ]

新馬Vリスト
Photo By スポニチ

 土日の中京で「ダノン」の勝負服が躍動した。土曜の芝1600メートル戦を制したダノンタッチダウンは、昨年のセレクトセール1歳セリで2億6400万円(税込み)の高額取引馬。外枠から好発を決めたが、いったん控えて中団追走。3~4角も外を回らされ、ロスの大きい競馬だったが、直線は最速3F33秒6の末脚を発揮して差し切った。新馬戦からホープフルSまで無傷3連勝を飾ったダノンザキッドの半弟。時計を詰める必要はあるが、上のクラスでも通用する好素材だ。日曜の芝2000メートル戦を勝ったダノンペドロは父が菊花賞馬サトノダイヤモンドで、母が豪G1(VRCオークス)の勝ち馬。4角から追い通しで、しぶとい伸びを披露。切れ味はないがスタミナ十分で、将来的には中~長距離が主戦場となりそうだ。

 中山のクイーンオブソウルは逃げて5馬身差の圧勝。展開に恵まれた面があり、馬群でもまれた際の課題が残るが、操縦性が高く距離延長にも対応できそう。次走も注目したい。

続きを表示

2022年10月4日のニュース