【東京新馬戦】レヴォルタード 母バウンスシャッセ超える活躍期待

[ 2022年10月4日 05:30 ]

8日の東京でデビューするレヴォルタード
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 秋の東京、阪神が開幕。この開催で例年、来春クラシックを目指す2歳馬が数多くデビューする。開幕日8日の東京芝1800メートルで良血エピファネイア産駒レヴォルタード(牡=手塚)がデビュー。ジャパンCを制した父に加え、重賞3勝の母バウンスシャッセはオークス3着の重厚血統。凱旋門賞から帰国したルメールを背にどんな初陣を飾るのか?

 秋の東京といえば、毎年のようにクラシックを見据える2歳期待馬がデビューする。レヴォルタードも期待を背負っての出陣だ。500キロ近い雄大な馬格に恵まれ、均整の取れたシルエット。手塚師は「無駄な肉が付きにくく、スラッとした体をしている。性格は穏やか」と目を細めている。

 父エピファネイアはキズナと同期の13年クラシック世代。皐月賞→ダービーは連続2着だったが菊花賞でG1初制覇。翌14年秋にジャパンCを制した。母バウンスシャッセは、5歳春まで息長く活躍して重賞3勝。オークス3着(優勝馬ヌーヴォレコルトと0秒1差)と大舞台でも活躍した。来春クラシックディスタンスで…と期待は高まる。

 美浦でゲート試験に受かった後は放牧を経て、9月7日に帰厩。同28日の1週前追いはWコース3頭併せで6F83秒5~1F12秒2(馬なり)。「血統的にも楽しみ。多少頭が高くなる面や制御に課題はあるが、稽古は動いています。(28日は)追えば11秒台は出たと思う。当週は整えるぐらいでいいかな」とトレーナーが自信をにじませており、臨戦態勢は整っている。

 秋の東京新馬戦ではレイデオロ(16年)、ブラストワンピース(17年)、ダノンキングリー(18年)など、のちのG1馬が数多く勝ち上がってきた。昨秋も芝2000メートルでデビュー勝ちを飾ったダノンベルーガが共同通信杯も勝ち、今春クラシック戦線を沸かせた。初陣は8日の芝1800メートル。名手ルメールを背にVデビューを目指す。

 《“新馬V血統”だ》レヴォルタードの父&母系は新馬Vを飾った名馬がズラリ。父エピファネイアは12年10月京都芝1800メートル、母バウンスシャッセは13年8月函館芝1800メートルで初陣V。さらにエピファネイアの父シンボリクリスエスは01年10月東京芝1600メートル、母シーザリオは04年12月阪神1600メートルで新馬V。また母バウンスシャッセの父ゼンノロブロイは03年2月中山芝1600メートル、父系に流れるスペシャルウィークも97年11月阪神芝1600メートルでデビューVを飾っている。

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2022年10月4日のニュース