【徳山・G1徳山クラウン争奪戦】白井 地元周年奪冠、賞金3位浮上 GPも見えた

[ 2022年9月19日 05:00 ]

徳山69周年記念を制し、笑顔で純金メダルの盾を掲げる白井
Photo By スポニチ

 ボートレース徳山の開設69周年記念「G1徳山クラウン争奪戦」は18日、第12Rで優勝戦が行われ、6枠から動いて2コースを奪取した白井英治(45=山口)が差して1着。08年の55周年以来となる徳山周年2V(今年5V、徳山通算22V)を達成し、地元ファンの期待に応えた。

 超大型の台風14号接近による波立つ水面で地元のスーパースター白井が躍動した。14年ぶりとなる徳山周年タイトル。表彰式ではファンの大歓声に包まれた。

 「台風が迫っている中でも詰めかけてくださった多くのファンの前で優勝できた。それが一番うれしい」

 初日ドリームを制して幸先良く滑り出したが、道のりは険しかった。低実績機に手を焼き、連日大整備。準優勝戦で「やっと自信を持って臨める」状態に引き上げた。

 大外枠だった優勝戦はスタート展示から意欲的なコース取りを見せて、本番も2コースを確保。「6コースでは厳しいと思ったし、行けるところまでと考えていた。周囲のいろいろな方に支えられて、勝てたのは整備士さんや後輩たちのおかげです」と振り返った。

 このVで賞金ランキングは3位に浮上。浜名湖メモリアル優勝戦のFで今年の残る2つのSGには出場できないが、グランプリは権利があれば出走可能だ。

 「夢である賞金王への戦い(グランプリ・12月15~18日、大村)に行けそう。年末は白井英治の生きざまを見ていただければ」

 最後は地元ファンの前でグランプリでの大暴れを誓った。

 《次走》磯部誠、山口剛は23日からのとこなめ一般戦で大滝明日香、海野康志郎、新田雄史らと優勝を争う。菊地孝平は10月2日からのびわこG1びわこ大賞で原田幸哉、瓜生正義、遠藤エミら強豪と対戦。深谷知博、白井英治は26日からの尼崎G1で石野貴之、毒島誠、西山貴浩らが相手。井口佳典は22日からのまるがめ一般戦で太田和美、平田忠則、秋山直之らと相まみえる。

続きを表示

2022年9月19日のニュース